ハムスターのニキビダニは非常に特徴的な形をしたダニの一種です。ダニと言っても吸血するわけではなく、毛根周辺に潜み、ハムスターの皮脂を食べて生活しています。ニキビダニは元気なハムスターの身体にも元々寄生しているといわれていて、全身状態の悪化や皮膚の免疫力が低下したときに発症します。ハムスターのニキビダニは身体がやや細長いDemodex auratiと寸胴なDemodex cricetiの2種が主に知られています。
症状
脱毛がみられ、かゆがることがあります。
診断
皮膚検査によってニキビダニを検出します。検出率が高くないために繰り返しの検査が有効です。
治療
駆虫薬を投与します。複数回の投与が必要なことが多いです。
かゆみをアレルギーと間違えて薬をあげると悪化することがあるため注意が必要です。