ウサギのツメダニ症は頻繁に遭遇するウサギの皮膚疾患のひとつです。
症状
主に背中~腰にかけて脱毛やフケが多く見られます。痒みはそれほど顕著でないことが多いです。
![図1-2背部](https://bunny-grass.com/byouki/wp-content/uploads/2016/02/図1-2背部.jpg)
診断
被毛の検査を実施してダニの虫体や卵を検出します。
![図3ツメダニ卵](https://bunny-grass.com/byouki/wp-content/uploads/2016/02/図3ツメダニ卵.jpg)
![図2ツメダニ](https://bunny-grass.com/byouki/wp-content/uploads/2016/02/図2ツメダニ.jpg)
治療
一般的にダニ駆除剤が用いられますが安全性が確立していないものもある為に必ず獣医師の処方が必要です。完全駆虫には反復投与が重要です。
予防
他のウサギからうつるのが一般的ですが、長期の単独飼育個体に発症することもまれでなく、不顕性感染が示唆されています。
外出することがあるウサギは予防的に薬を投与しておくことも重要です。