デグーの糖尿病

ペットとして飼育頭数が増えてきているデグーですが、本来、野生のデグーはアンデス山地の過酷な環境で生活しています。自然下では草を主食とし、他にも木の葉、樹皮、種子を食べて生活している完全草食性の動物です。飼育に関する情報が少ないため、種子類、果物、野菜、小型動物用クッキーなどの糖分や炭水化物などを食事として与えられていることがあります。デグーの糖尿病はその結果引き起こされるといわれています。またデグーは糖の代謝能力が非常に低いこともいわれています。

症状

食べているのに痩せてくる、多飲多尿、体重減少、食欲低下、脱水、白内障などの症状がみられます。重症化してくると命に関わることもあります。

 

診断

血糖値と尿糖の検査が有用です。

 

治療

血糖値を下げるインスリン療法が一般的であり、さまざまな治療法が試みられていますが、確立された治療法はまだ見つかってないのが現状です。

 

予防

デグーは甘いもの、クッキーなどのおやつが大好きですが、与えすぎないように注意し、チモシーなどの草を中心とした食事管理が糖尿病の予防につながります。さらに、草を食べることで歯が摩耗され不正咬合の予防にもつながります。

デグー

 

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